着物を整理する!いらない着物の選別方法を紹介【断捨離】

・着ない嫁入りの着物がタンスに溢れかえっている…。
・遺品整理で大量の着物をなんとかしなくちゃいけなくなった…。

などなど、理由は様々ですが、着物の整理を迫られる可能性は誰にでもあります。着物は、けっこう収納のスペースをとるので、着ないのにずっとそのままにしておくわけにはいきませんしね。

ただ、最近では、全く着物を着ないし知識も興味もないって方も多くなっているので、『着物を整理しよう!断捨離しよう…!』と思い立ったとしても、「全ての着物を処分していいのかわからない」、かといって「必要な着物がわからない」って方も増えているんですよね。

そこで、この記事では、着物の整理で悩んでる方向けに、いらない着物の選別方法について、わかりやすく紹介していきます。

着物はなくても困らない

まず、大前提として、現在において良いのか悪いのかの議論はひとまず置いといて、着物はなくても全く困りません。

もし、着物が必要!ってときはレンタルサービスで十分間に合うんですよね。振袖のレンタルはもちろん、留袖、訪問着、はたまた喪服のレンタル(家紋も安価で変えられる)まであります。

なので、悩んでる方は、タンスの整理のため、バッサリ着物を処分しても特に支障はないということを頭の片隅にでも入れておいてくださいね。

いらない着物の選別方法

では、いらない着物の選別方法の紹介です。

着物の種類をザックリ分けると以下になります。

・留袖
・振袖
・訪問着
・色無地
・小紋
・紬
・喪服
・木綿の着物
・麻の着物
・ウールの着物

この中でどの着物がいらないのか?重要なポイントは『今後着る可能性があるかどうか』です。

化繊の着物は、「化繊の訪問着」や「化繊の色無地」といったように、いろんな着物になり得るため、種類ではちょっとくくれないので省いています。お持ちの方は以下、該当する着物の種類の項目を参考にしてください。

普段着として着物を着るつもりがないなら…

普段着として着物を着るつもりがないなら、以下の着物はいらない着物になります。残しておいてもずっとタンスの肥やしになり続けます。

・小紋(江戸小紋を除く*1)
・紬
・木綿の着物
・麻の着物
・ウールの着物

あとの着物はケースバイケースなので、個別にみていきますね。

(*1)江戸小紋は、端的に書くと「色無地」のような使い方ができる小紋です。なので、いらない着物か判断するには色無地の項目をご覧ください。

留袖は必要?いらない?

留袖には「黒留袖」と「色留袖」があります。

黒留袖

黒留袖は、主に身内の結婚式で着る着物になります。

・お子さん、お孫さんの結婚式
・兄弟姉妹の結婚式
・甥、姪の結婚式

などが着用シーン。なお、お子さんの結婚式以外は他の列席者の服装との兼ね合いや家の風習によって、黒留袖を着ない場合もあります。

色留袖

色留袖も、主に身内の結婚式で着る着物になります。

お子さんの結婚式で着物を着るなら黒留袖なので、それ以外の身内の結婚式で着られることが多いです。あと、叙勲や園遊会など宮中のパーティーですね。宮中では黒留袖を着たらダメなので、色留袖を着ることになります。

留袖を残しておく優先度【★☆☆/低い】

今後の人生において上記の機会があるなら、留袖を残しておく価値は十分にあります。

といっても、宮中のパーティーはともかく、結婚式は留袖を持っていても着なかったという話をちらほら聞くんですよね。理由は以下です。

・結婚式で着物を着る人が他にいなかったから
・結婚式が遠方だったので現地でレンタルしたほうが楽だから

こういったこともあって、着物を整理したいと思っているなら、留袖は残しておく優先度が低い着物といえます。

喪服は必要?いらない?

喪服は、留袖以上に持っているのに着ないケースが多い着物になります。着物の喪服を持っていたとしても、昨今では喪主でも洋装の喪服を着る方が大半になっているんですよね。

喪服を残しておく優先度【☆☆☆/極めて低い】

現在において、着物の中でもとりわけ着ることがないのが喪服です。

着物の喪服が必要!ってときでも、お葬式場では大概、レンタルサービス(着付け含む)を提供しているので、それを利用すれば特に支障ありません。

そのため、着物を整理したいと思っているなら、着物の喪服は真っ先に処分を検討していい着物になります。嫁入りの着物として親に誂えてもらったり…と、思い入れがあるかもしれませんが、これが現実です。

もちろん、冠婚葬祭は地域独自のルール、家独自のルールがあるので、整理する前に慣習に詳しい方に相談できるなら、相談するようにしてくださいね。

振袖は必要?いらない?

成人式でお馴染みの振袖。結婚式や卒業式などわりと着る機会がある着物なんですが、未婚でも若いときにしか着れない(着づらい)着物になります。

振袖を残しておく優先度【★★☆/中】

「代々受け継いでいける」というのも着物の良いところです。

お子さんやお孫さんなどゆずる相手がいる、もしくは、今後ゆずる相手ができる可能性があるなら、振袖は十分に残しておく価値がある着物になります。

逆に、そういった相手がいないなら、年を重ねると着ることがなくなるので、振袖は残しておいてもしょうがない着物といえます。

ちなみに、「振袖の袖を切って訪問着に」というセールストークもありますが、ぶっちゃけよくある振袖を訪問着にリメイクしても、若向けの訪問着、もしくはどこに着ていけば…という柄の訪問着ができあがるだけです。

ようは、格が変わっても着用シーンや着用年齢が大きく変わるわけではないんですよね。むしろ使い勝手が悪くなるぐらいです。

なので、基本的に振袖は振袖のままにしておくのがおすすめです。

訪問着は必要?いらない?

訪問着は、結婚式やお子さんの入卒式、お宮参りなどなど、現在、礼装の着物の中で最も着る機会の多い着物です。

訪問着を残しておく優先度【★★★/高い】

今まで訪問着を着たことがなかったとしても、今後着ることになる可能性が最も高い着物なので、「着物を全部処分するのもな…」と感じているなら、訪問着を優先的に残しておくのがおすすめです。

色無地は必要?いらない?

色無地も着る機会が多い着物です。着用シーンは、訪問着といくつか重複するんですが、格は訪問着より低くなります。

色無地を残しておく優先度【★★☆/中】

色無地はカジュアルから略礼装まで幅広いシーンで活躍します。

その分、着用シーンによって着こなす着物の知識が必要になってきますが、かなり便利な着物なので『いつか着物に興味を持つかもしれない』と思うなら、残す価値が十分にある着物です。

そのいつかが来た時に「残しておいてよかった!」と感じるほど大活躍する可能性を秘めた着物、それが色無地です。

いらない着物の選別方法まとめ

以上、いらない着物の選別方法についてでした。

着物の整理って、思い出が詰まっていたり、どれが今後の人生で必要なのかわからなかったりして、なかなか捗らないものです。そんな中、自宅にある着物を整理する…!と決意した方に、当該記事が参考になればと思います。

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