沖縄県の与那国島で生産されている織物の総称です。数種類の織物がありますが、格子縞の中に小さな花模様を表現した、絹の与那国花織がよく着物に用いられます。

はっきりとした起源は明らかではありませんが、15世紀頃から生産されてきたといわれています。その頃、現在の沖縄県にあたる琉球王国は中国、東南アジアなどと盛んに交易が行われており、様々な技法を取り入れながら、発展してきたといわれています。

貢物や自家用として織られていた程度といわれており、その後、第二次世界大戦の影響で生産が途絶えたそうですが、1965年頃に復興され、本格的な産業へと発展していきました。

与那国織は、与那国花織・ドゥタティ・シダティ・カガンヌブーの総称です。ドゥタティは、苧麻から績んだ糸や綿で織られている着物です。シダティは、手拭いの一種です。カガンヌブーは、沖縄の他の地域ではミンサーと呼ばれる細帯です。

現在、技術伝承・後継者育成などの活動が行われており、着物のほかに、ネクタイなどの製品も生産されています。