沖縄県の南風原地区を中心に織られている絣織物です。生活道具や動物、自然などを図案化した模様が特徴です。

はっきりとした起源は明らかではありませんが、14~15世紀頃、現在の沖縄県にあたる琉球王国は中国、東南アジアなどと盛んに交易が行われており、その頃、絣織物の技法も伝わったといわれています。

そして、沖縄の気候や風土にあった独自のものが沖縄各地で生産されるようになりました。

もともとは沖縄で生産される絣織物の総称であった為、宮古上布の紺絣や八重山上布の白絣、久米島紬芭蕉布なども、まとめて琉球絣と呼ばれていたそうです。

1612年頃に、琉球の五偉人の一人といわれる儀間真常が、薩摩より木綿の種子と木綿技術を導入したことにより、盛んに織られるようになったといわれています。

薩摩藩により、薩摩絣として販売され、全国に流通していきました。

現在では、主に南風原地区を中心に生産されている絣織物のことをさし、かつては木綿の紺絣が主でしたが、ほとんどが絹織物で、色も多彩になっています。着物地以外にも、ネクタイや洋服地などの生産も行われています。