山形県米沢市、長井市、白鷹町を中心に生産されている織物の総称です。米沢紬、長井紬、米琉、白鷹御召、紅花紬などがあります。

■米沢紬(よねざわつむぎ)
植物染による素朴な味わいが特徴。

■長井紬(ながいつむぎ)
緯絣、または経緯絣で織り表した絣模様が特徴。

■米琉(よねりゅう)
琉球の影響がうかがえる織物。米沢琉球の略です。

■白鷹御召(しらたかおめし)
独特の板締め技法による小絣と鬼シボといわれる大きな凸凹が特徴。

■紅花紬(べにばなつむぎ)
染色に紅花を用いた紬。

江戸時代に、現在の山形県東南部にあたる米沢藩が奨励したことにより発展したといわれています。慶長年間(1596年~1615年)、米沢藩の初代藩主である上杉景勝の奨励により、産地としての体制が整いました。

その後、米沢藩の第9代藩主であり、領地返上寸前とまでいわれていた藩の財政を建て直すきっかけを作ったといわれる上杉鷹山が、殖産興業の一環として本格的に奨励しました。越後や京都から織物職人を呼び、その技術を学ばせることにより、米沢藩の絹織物は飛躍的に発展していったといわれています。

各地域で伝承されてきたものが、1976年に置賜紬として伝統的工芸品の指定を受けることとなりました。

現在、新製品の開発や後継者の育成などの取り組みが行われています。