京都で型紙を用いて染められている小紋のことです。京都の型友禅を京小紋とも呼ばれています。

模様によって型紙の枚数はさまざまですが、染める色数が多かったり、模様が細かいほど型紙の枚数が増えます。多いときには、数百枚もの型紙を使用する場合があります。

江戸初期頃に、武士の礼装である裃に細かな模様が染められるようになってから、技術が発達したといわれています。武士の裃として多く使われていましたが、町人文化の発展とともに、次第に庶民の間でも親しまれるようになっていき流行しました。

渋い単色が主体でしたが、京小紋は友禅染の影響を受け、独自に発展していったといわれています。多彩色へと変化し、絵画のような豊かな色彩をもったパターンが多く使われ、非常に華やかなデザインを持つようになりました。

型染を駆使した小紋の生産が盛んに行われるようになったのは明治以降といわれています。

現在、昔ながらの小さな文様で型染された小紋のほか、モダンな図案など様々なものがあります。