福岡県久留米市周辺で生産されている木綿絣です。素朴な木綿の風合いと深い藍色、明快な絣模様が特徴です。手括りや織り締めによって防染した絣糸を天然藍で染め、手織りして作る伝統的な手法によるものは、国の重要無形文化財に指定されています。

伊予絣備後絣とともに日本三大絣の一つとされています。

1800年頃に、井上伝という12~13歳の少女により、布地の白い斑点にヒントを得たことがきっかけで考案されたといわれています。その後、現在の福岡県久留米市に藩庁を置いていた久留米藩により、産業としての奨励されていたそうです。

そして、日本全国に普及していき、最盛期である昭和初期頃には、200万反以上生産されていました。

第二次世界大戦後、洋装化などにより着物の需要が減少していき、生産量は少なくなってきています。現在、久留米絣を用いた洋服やインテリア、スニーカーなどの新製品の開発も行われています。