福井県武生市で行われている墨流し染めです。墨流し染めとは水面に墨汁を落として、その波紋の模様を紙や布に写し染める技法です。ふたつと同じ模様を染めることのできません。

墨が日本に到来したのは推古天皇(593年~628年)の頃といわれており、平安時代には、貴族の間で、墨流しを遊びとして楽しんでいたという記録が残っているそうです。

越前墨流しは、1151年に、治左衛門により始められたといわれています。この技法は、豊臣秀吉にも認められていたそうで、明治時代まで代々の領主により保護されていました。

墨流しはもともと和紙の染色法で、その技法は一子相伝とされていましたが、明治時代になると、技法も公開され、布地を染めたりするようになりました。

現在、墨以外の染料も使われています。